web3は近年注目を集め続けています。そんな中でWeb3の領域で事業を起こしたいけれど、
- Web3ってそもそも何?
- Web3領域にはどんなトレンド技術があるのか?
- Web3で資金調達を受ける際のポイント?
- Web3における留意点とは?
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、Web3とは何か、Web3における資金調達の種類、資金調達を受けるポイントなどについて解説します。
Web3の領域で事業をしている、検討している人にとっては非常に有益な内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Web3とは
web3とは、「次世代インターネット」、「分散型インターネット」とも呼ばれている、最新のインターネットに関わる新しい概念です。
従来であれば、インターネットを利用しようとすると、GAFAM (Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)などが用意しているプラットフォームを利用するのが一般的でした。
しかしながら、このようなプラットフォームに依存したインターネットの利用は、管理者が定めたルールによって、利用が制限されることが多々起きてしまいます。
一方でweb3は、特定のプラットフォームに依存せずに、ブロックチェーンを始めとする非中央集権型の技術を利用して、情報を分散化管理できるため、個人同士でコンテンツの受け渡しや、送金などが可能になります。
Web3の現状
最近は、メディアでもWeb3の話題が頻繁に取り上げられるようになりました。日本だけでなく世界中が注目を集めている分野ということもあり、大規模の資金が動いています。
過去インターネットが世界を変えたのと同様に、Web3も世界を変えると言われています。とはいえ、課題もまだまだ散見される状態なので、今後の進展に多くの企業が注目をしています。
Web3領域のトレンド技術
ここまでWeb3がどのようなものなのかについて解説しました。しかし、まだ具体的なイメージを持てていない人も多いでしょう。そこでここからは、Web3領域のトレンド技術について解説します。
メタバース
Web3領域のトレンド技術の一つとして、メタバースが挙げられます。メタバースとは、新型コロナウイルスやオンラインコミュニケーションの進化に伴って注目を集め始めた、インターネット上に構築された、三次元の仮想空間のことを指します。
その仮想空間には、利用者が自由にアバターとして参加することで、意思の疎通や買い物など、現実世界に限りなく近い活動ができるのが特徴です。
主に、ゲームやバーチャルイベント、バーチャルオフィスの利用として注目を集めています。今後さらにいろいろな場面で活躍されることが予想されており、伸び続ける分野と予想されています。
NFT
NFTはWeb3領域のトレンド技術として注目を集めています。NFTとは、Non-Fungible Tokenの略称で、代替不可能なトークンと呼ばれています。
NFTが登場する前は、デジタルデータは誰でも複製やコピーができました。しかしながら、偽造や改ざんがほぼ不可能なブロックチェーン技術によって、デジタルデータに固有のIDが割り振られるようになったため、資産価値がつくようになりました。
主に、デジタルアートやゲームアイテム、ライブチケットなどの分野での活躍が期待されています。
DeFi
DeFiはWeb3領域のトレンド技術の一つとして挙げられます。DeFiとは、Decentralized Financeの略称で、分散型金融という意味を持つ言葉です。具体的には、ブロックチェーン上で金融取引できる仕組みのことで、銀行や政府などを通さずに利用できます。
その代わりに、「スマートコントラクト(契約の自動執行)」によって、取引が自動的に記録、承認されるようになっています。この仕組みでは、従来のように仲介者を必要としないので、時間や手数料を大幅に削減することができます。
SocialToken
Web3領域のトレンド技術として、SocialTokenは注目を集めています。SocialTokenとは、特定の個人やグループに紐づいている独自のデジタル通貨のことです。
独自のデジタル通貨を使用することで、そのコミュニティのイベントなどに参加できるようになります。
Web3における資金調達の種類
Web3領域のトレンド技術について理解を深めることはできましたか?ここからは、Web3における資金調達の種類について解説します。
トークンセール
トークンセールは、Web3における資金調達の種類の一つです。Web3における最もポピュラーな資金調達方法がトークンセールとなっています。
トークンセールには主に3種類に分類されており、取引所が間に入り、トークンを販売するIEO(Initial Exchange Offering)と、分散型取引所を利用するIDO(Initial DEX Offering)、暗号資産ブームに一番盛り上がりを見せたICO(Initial Coin Offering)があります。
SAFE(Simple Agreement on Future Equity)
Web3における資金調達の種類にSAFEというものがあります。SAFEは2013年にシリコンバレーの名門アクセラレータの方が考案した資金調達方法です。
一般的な株取引でも行われている手法で、トークン以外の収入源を持てるなどのメリットがあります。
SAFT(Simple Agreement on Future Tokens)
SAFTは、Web3における資金調達の種類の一つです。SAFTは、今後発行されるトークンを投資家が先に投資をする代わりに権利を担保しておく資金調達です。
Web3の資金調達では一般的な方法とされているため、困ったときはこの手法を検討してみましょう。
Grant(助成金)
Web3における資金調達の種類の一つにGrant(助成金)というものがあります。Grantとは、新規でプロジェクトを立ち上げる際の助成金のことです。
助成金を受け取るにはいろいろな審査が必要ですが、マイルストーンの目標達成に応じて、資金調達の交渉をすることが一般的です。
Web3で資金調達を受ける際のポイント
ここまで、Web3における資金調達の種類について解説しました。ここからは、Web3で資金調達を受ける際のポイントについて解説します。Web3における資金調達は決して簡単なものではないので、今回ご紹介するポイントは必ずおさえておいてください。
しっかりとしたチームになっているか
Web3で資金調達を受ける際のポイントに、しっかりとしたチームになっているかどうかという点が挙げられます。
Web3では、まだまだ開拓できる事業が多いため、同じチーム内でどれだけアイデアを出しながら事業を進められるかという点が重要です。
そのため、資金調達を受けるためには、自分たちのチームがどれだけしっかりと構築されているのかをアピールする必要があります。
事業コンセプトが明確か
事業コンセプトが明確になっているのかは、Web3で資金調達を受ける際のポイントの一つです。Web3はまだ発展途上の分野なので、漠然としたイメージで事業をスタートしてしまうと、途中で資金ショートしてしまい、継続できなくなる可能性が高くなってしまいます。
そのため、資金調達をするうえでも、事業コンセプトをどれだけ明確にできるかが大切になってきます。
Web3における留意点
Web3で資金調達を受ける際のポイントについて解説したところで、ここからはWeb3における留意点について解説します。
一般社会に広がるには時間がかかる
Web3における留意点として、一般社会に広がるには時間がかかるというものが挙げられます。一般社会に広がらないということは、規制などの法整備もなかなか実施されないということです。
ただし、世界全体でWeb3を盛り上げようとする流れがあり、日本もその流れに乗っているのは事実です。今後Web3によってどのように社会が変わっていくのか、動向には目を離さないように注意してください。
トラブルによる責任の所在
Web3における留意点として、トラブルによる責任の所在が不明というものがあります。これまでの中央集権型のサービスでは、管理者がトラブルに介入して処理していました。
しかしながら、Web3では管理者がいないため、トラブルの責任の所在がどこにあるのか分からなくなってしまいます。そのため、トラブルに自分が巻き込まれても、誰にも助けを求めることができない点には注意をする必要があります。
まとめ
この記事では、Web3とは何か、Web3における資金調達の種類、資金調達を受けるポイントなどについて解説しました。
Web3は今後ますますの成長が期待されていますが、課題もまだまだ散見されています。しかし、web3が確立されたとき、世の中は大きく様変わりするでしょう。
Web3に関わる領域で資金調達が必要な場合は、今回ご紹介するポイントは最低限意識するようにしてください。
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