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2021年注目ユニコーン企業の事業4選 今後の生活への影響は?

近年、創業から間もなく急成長を見せ、国内だけでなく世界的に有名になる「ユニコーン企業」が話題です。しかしユニコーン企業の意味が分からず、彼らが我々の生活に与える影響を実感できない人も多いでしょう。

今回は巨大ユニコーン企業の基礎知識を学びたい人のために、実例として2021年注目の4企業を紹介します。またこうしたグループが我々の生活に今後与える影響についても解説するので、この記事を読んで成長する企業のイメージをつかめるでしょう。

1.そもそもユニコーン企業とは何か?

ユニコーン企業とは、設立が10年以内で、10億ドル以上の評価額があるグループを意味します。多くはIT系で、国籍では中国やアメリカが多数を占めているのも特徴です。ユニコーン企業の基本的な定義をまとめました。

(1).設立10年以内かつ評価額10億ドル以上の非上場企業

ユニコーン企業とは、設立から10年以内ながら、10億ドル(約1000億円)以上の評価額を誇る非上場企業です。設立から短期間で、大手並みの活躍をした企業が当てはまりますが、株式市場に上場した時点でユニコーン企業とは呼ばれません。

この言葉はアメリカの「カウボーイ・ベンチャーズ」の創業者が2013年に使い始めて、世界的に浸透したとされています。ユニコーンとは伝説上の幻獣であり、創設して間もなく世界の歴史に名を残す活躍をする企業をたとえているのでしょう。

ユニコーン企業の定義は、設立年数や評価額などからはっきりしています。

(2).ユニコーン企業の多くはIT系

ユニコーン企業の多数がIT系であることにも注目しましょう。現代はパソコンやスマートフォンをはじめ、デジタル技術が生活のさまざまな部分で浸透しており、それをサポートする事業が成功しやすいからです。

IT系であることはユニコーン企業の条件ではありません。たとえば日本の「クリーンプラネット」は、量子水素エネルギーの開発と実用化を目的としており、ITとは違った分野で活躍しています。

このようにユニコーン企業の多数はIT系ですが、それ以外のジャンルにも注目しましょう。

(3).ユニコーン企業はアメリカや中国に多く、日本は少ない

ユニコーン企業の多数はアメリカや中国から生まれており、日本では少ないのが実情です。日本は2020年末現在で6社しかありませんが、海外ではさらなる数が登場しています。

たとえばアメリカは、特にシリコンバレーからスタートアップ企業が生まれ、成功によりユニコーンへと成長する傾向があります。中国は全国的にスタートアップ企業が資金調達しやすいとされ、IT系を中心に成長する企業が目立つ印象です。

このように日本でも、スタートアップ企業の成功をサポートできる環境の整備が不可欠でしょう。

(4).デカコーン、ヘクトコーン企業といわれるものも

ユニコーン企業の派生語としてデカコーンやヘクトコーン企業もあります。デカコーン企業は評価額が100億ドル以上、ヘクトコーンは1000億ドル以上を意味します。

ユニコーン企業が10億ドルを条件としているのに対し、デカコーン企業はその10倍、ヘクトコーン企業は100倍にあたるのです。

デカコーンやヘクトコーン企業はユニコーン企業でも特に成功していることを意味するので、我々の生活を大きく変える力もあるでしょう。

2.2021年注目のユニコーン企業4選|未来の生活はどう変わる

2021年にかけて注目すべき巨大ユニコーン企業を紹介します。彼らの活躍により我々の生活がどのように変わるかも想像してみましょう。現在活躍中であるユニコーン企業の代表例を4つまとめました。

(1).プリファード・ネットワークス

プリファード・ネットワークスは、2014年設立のユニコーン企業です。ディープラーニングによる制御技術の開発がメインで、2019年時点でCBInsightsの調査で約2120億円の評価額を受けました。プリファードの技術には、我々の生活のさまざまな部分に役立つ可能性があります。

ア.AIのディープラーニングによる制御技術

プリファード・ネットワークスの事業は、AIのディープラーニングによる制御技術の開発がメインです。我々が毎日している仕事や生活の一部が、最新技術により楽にこなせる可能性を秘めています。

たとえば製造部門では、産業用ロボットや工作機械のために高度な技術を与え、現場作業の効率化を図っています。自動運転技術の開発にも積極的で、「ぶつからない車」のように事故のリスクを下げるシステムにも注目が集まっているようです。

プリファード・ネットワークスは、最新技術で生活や仕事の負担を楽にするアイデアを出し続けています。

イ.デジタルの力で社会のさまざまな問題を解決

プリファード・ネットワークスの技術が世の中に浸透すれば、我々はデジタルの力でさまざまな問題を解決できるでしょう。

たとえばCES2016に、プリファードは「ぶつからない車」をミニカーで披露しています。これが本物の車で実用化すれば、ドライバーは自身や家族を交通事故から守りやすくなるでしょう。

教育部門でもプログラミング教材「Playgram」が注目されています。勉強が面倒だという子どもは多いといえますが、Playgramならゲーム感覚で没頭できる仕掛けが満載です。学習データから得意や苦手なものをデータ化することで、上達もしやすいでしょう。

プリファードはさまざまなデジタル技術から、人々に安心できる生活を提案しています。

(2).クリーンプラネット

クリーンプラネットは、2012年に設立されたクリーンエネルギー開発機関です。東北大学との産学連携体制により、新しい水素エネルギーを開発しています。2020年時点で評価額は1298億円に達していることもあり、エネルギーの常識を変えるかもしれません。

ア.量子水素エネルギーの実用化に取り組んでいる

クリーンプラネットが取り組んでいるのは、量子水素エネルギーの実用化です。水素エネルギーは二酸化炭素の排出がなく、エネルギー密度がガソリンの1000倍以上であるなど、さまざまなメリットをもっています。

従来の原子力発電のような核廃棄物も出さず、出力効率も高いため、量子水素は安全かつ有用なエネルギーとして要注目です。

これまで太陽光や風力など自然の力を使った発電方法が話題でしたが、クリーンプラネットの量子水素エネルギーがその流れを変えるでしょう。

イ.量子水素があれば環境に優しい社会を実現できる

クリーンプラネットが量子水素エネルギーの実用化に成功すれば、我々の日常生活にも好影響です。普段使っている電気の大部分が水素でまかなわれるようになり、自動車もガソリンではなく水素で動くなど、新しく環境に優しい社会が生まれるでしょう。

事故による放射能拡散のリスクが高い原子力や、温室効果ガスを輩出する火力に代わり、水素エネルギーによる発電所も多く生まれるでしょう。風力や太陽光のように自然にも左右されづらいので、電力供給の新しいスタイルとして期待できます。

クリーンプラネットは、エネルギーから我々の日常生活を変える可能性を秘めているのです。

(3).BigID

BigIDは、個人情報のマッピングを使い、顧客データ管理を助けるアメリカの会社です。2015年設立ながら、すでに評価額が10億ドルを突破しています。セキュリティ業界からユニコーン企業が生まれれば、社会的なプライバシー問題の解決には心強いでしょう。

ア.高度な顧客データ管理ができるアメリカのユニコーン企業

BigIDは高度なデータ管理技術を使い、システム内の個人情報をチェックするソフトウェア「IDインテリジェンス」を開発しています。具体的にはどのプラットフォームに個人情報があるのかをチェックし、マッピングを行い、適切に情報をつかむしくみです。

欧米ではカリフォルニア消費者プライバシー法や、EU一般データ保護規則など、個人情報保護に関する取り決めが厳しくなってきています。BigIDは企業や顧客のプライバシー管理を理想的にする取り組みを行なっており、その技術は世界中の企業から高評価です。

BigIDの活躍が続けば、世界中の企業が顧客の個人情報に関する強固なセキュリティを手に入れられるでしょう。

イ.プライバシーの侵害リスクが低い健全な社会に変わる

BigIDの力で、我々は個人情報漏えいのリスクが低い社会を迎えられるでしょう。同社は効率的に顧客データを管理する技術を企業に与え、プライバシー保護を発展させる可能性があるからです。

世界各国では、顧客情報の流出が問題になっています。最近ではGoogleやFacebookも度重なる個人情報流出に悩まされている状況です。しかしBigIDのソフトウェアをインストールすれば、個人情報を守る力を高められます。

企業がBigIDを積極的に採用することで、我々も安心して情報を企業に託せるでしょう。

(4).バイトダンス

バイトダンスは中国の企業で、多種多様なデジタルサービスを提供しています。世界的にはTikTokが有名ですが、それ以外のコンテンツも良質です。設立は2012年で、2020年に評価額が1000億ドルを超えたと報じられました。

ア.TikTokをはじめさまざまなデジタルサービスを提供する中国の企業

バイトダンスはTikTokをはじめ、さまざまなデジタルサービスを提供しています。

TikTokはショート動画を投稿するプラットフォームで、誰でも手軽に製作できることから「ティックトッカー」としてメディアで活躍する人物も多く生まれました。

ほかにもオフィスコミュニケーションツール「Lark」や、1~3分のショートムービーを投稿できる「Buzz Video」など、さまざまなコンテンツが登場しています。

すでにTikTokのイメージが強いバイトダンスですが、他のコンテンツも充実しているため2021年も注目でしょう。

イ.仕事もプライベートもスマホひとつで充実する

バイトダンスのコンテンツを使えば、我々も仕事とプライベート両方をスマートフォンひとつで充実できます。

たとえばちょっとした楽しみを求めるなら、TikTokで面白い動画を見るとよいでしょう。リモートワークならLarkを使い、上司や同僚と柔軟なコミュニケーションが取れます。

このようにバイトダンスは、新しい日常生活に寄り添うコンテンツを複数展開しているのです。

3.まとめ

ユニコーン企業とは設立から10年以内にもかかわらず、評価額が10億ドルを超えた企業を意味します。創設から斬新なコンセプトが注目され、驚異的な業績を記録することで、ユニコーン企業に入る可能性が生まれるのです。

今回の記事では2021年に注目すべきユニコーン企業を4社紹介しました。どれも未来の日常生活に寄り添うような事業内容で、今後も発展する可能性を秘めています。

今後も斬新なコンセプトでユニコーン企業の仲間入りをするグループが出るでしょう。彼らの事業内容が我々の生活に与える影響を考えるだけでも、希望を感じられます。

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