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飲食業界のWEB集客事情とは?4大グルメサイトやSNSの集客についても徹底解説!

現在飲食店の多くは、グルメサイトやSNSなど、インターネットを使っての集客に力を入れています。
インターネットを用いた集客はオンライン上で日本中の人を集客できるので、とても魅力的です。

とはいえ、WEB集客の方法といっても難しいですよね。

今回の記事では、飲食店の経営者や、業界について知りたい人向けに、飲食業界のWEB集客事情について解説していきます。

1. 4大グルメサイトと利用者を伸ばすGoogle map

現在提供されているグルメサイトサービスには多くの種類があります。
その中でも特にユーザーの数が多い4つのグルメサイトをまとめた、4大グルメサイトという存在があります。

4大グルメサイトとは以下のグルメサイトの総称です。

  • 食べログ
  • ぐるなび
  • ホットペッパーグルメ
  • Retty

読者の皆さんの中にも、実際にこれらのサービスを利用したことのある人は多いかと思います。
出先近くの評価が高いラーメンを探したり、前から行きたいと思っていたイタリアンの口コミを見ることで、満足度の高い飲食店を探しやすくなる、これらのサービスは非常に便利です。

一方で近年、一方で近年、新たにグルメサイトとして活用されているサービスがあります。
それは、Google mapです。
Google mapは地図サービスとして世界的に有名で、主に観光地や飲食店の場所を探すために利用されます。
しかし実は、飲食店のメニューや口コミを見ることなど、グルメサイトと似た機能があり、Google mapを利用するユーザーや、このサービスでのマーケティングに力を入れる飲食店も増えています。

ここからは、これら4大グルメサイトとGoogle mapについてサービスの特徴などを解説します。

(1) 食べログ

食べログは言わずと知れた人気のグルメサイトです。
「失敗しないお店選び」をコンセプトにしており、毎月約1億8000万人以上が利用している他、登録店舗数は90万店、投稿された口コミは合計で3,642万と、日本最大級のグルメサイトです。

価格.comで知られるカカクコムが経営しているサービスで、和食など食事のカテゴリー以外にもペット可、デート向けなどの条件で絞り込みができる、検索機能や、ユーザーレビューによって定められた店の点数機能などが特徴です。

他にも、「百名店」や「The Tabelog Award」といった、ユーザーレビューや点数、投票などから決めた食べログの認めるレストランを紹介するなど、まさに「失敗しないお店選び」を実現できるサービスが展開されています。

食べログに飲食店が店舗情報を掲載する際には、無料プランの他に複数の有料プランへの登録が必要です。
シンプルに店舗情報を掲載するだけであれば無料プランでも可能ではあるものの、予約サービスの利用や食べログ内の検索結果で上位表示されるためには有料プランに登録しなければいけません。

有料プランは月額10,000円~100,000円の値段で4種類あります。
プランによる違いは、主に上位表示のされやすさ、食べログによる集客コンサルタントサービスの有無です。

また、有料プランでは月額の固定費以外に食べログを通じての予約ごとにディナー200円、ランチ100円の従量料金が発生します。

(2) ぐるなび

ぐるなびは先ほどあげた4大サービスの中で最も古い2000年からサービスを展開している老舗です。
掲載店舗数は14万店と、食べログに比べると少ないものの、掲載店舗の質の高さから人気のサービスです。

他のサービスとの大きな違いは、店舗情報を掲載する際の流れです。
ぐるなびは情報を掲載するために、資料請求を必須としています。
他のサービスのように、オンライン上で会員登録をすればすぐに店舗情報を掲載できるわけではありません。
資料請求をしてサービスの概要を把握した後に、無料プランか有料プランを契約することで初めてぐるなび上に情報を掲載できます。
そのため、店舗やユーザーが自由に情報発信のできるプラットフォームのようなサービスではなく、店舗との契約を元に情報を掲載する広告紙的サービスです。

また特徴としては、他のサービスよりも飲食店の経営支援に力を入れていることがあげられます。
無料の「ぐるなびPRO」という飲食店向けサービスでは2000本以上の経営ノウハウ記事を掲載したり、飲食店むけセミナーなども実施しています。

契約プランは無料プランと2つの有料プランがあります。
有料プランは1万円のプランと5万円以上のプランの2つがあり、それぞれぐるなびによる販促支援や採用支援の質と、ぐるなび内での掲載順位が変わります。
5万円以上のプランでは、店舗の規模や繁盛の度合いによって変動します。

また、有料プランでは月額の固定費以外にぐるなびを通じての予約ごとにディナー200円、ランチ50円の従量料金が発生します。

(3) ホットペッパーグルメ

ホットペッパーグルメはリクルートの子会社であるリクルートライフスタイルによるサービスです。
他にもホットペッパービューティー、じゃらんなどのメディアを運営しており、会員情報を共有しているので会員数が8000万人にものぼります。

掲載店舗のうち52,000店が即予約が可能で、この数はグルメサイトの中ではトップです。
他にも年間ネット予約数でグルメサイトの中でNo1になったこともあり、人気のサービスです。

ホットペッパーグルメの強みは、その経営元であるリクルートのノウハウです。
リクルートでは複数のメディアを運営しているため、ネット集客においては他のサイトと比較してもトップクラスです。
また、運営しているメディアにおいてPontaポイントを共有できることや豊富なクーポンの存在でユーザーを集めています。

契約プランは掲載のみできる無料のお試しプランと有料プランがB,A,SS,SSPの4種類あります。有料プランでは掲載順位が上がりやすくなるほかに、ホットペッパー内の特集記事に組み込まれやすくなるなどの利点があります。
また、ホームページ作成の代行や顧客管理のサポートなどもおこなってくれます。
有料プランの値段は、大まかに毎月5万円から20万円ほどです。
しかしこの値段は地域などによって変わるため一概には言えず、詳細を知るには資料請求が必要になります。

また、有料プランでは月額の固定費以外にホットペッパーグルメを通じての予約ごとにディナー50円、ランチ10円の従量料金が発生します。

(4) Retty

Retty(レッティ)は株式会社Rettyによって2011年にリリースされたグルメサイトです。 他のサイトと比べると歴史は浅いものの、掲載店舗数は80万店舗以上で引けを取りません。
ちなみにRettyの名前の由来は、人のおすすめ(Recommend)によって人々を幸せ(Happy)にしたいというもので、その名前の通り競合よりも口コミの充実に力をいれています。

Rettyの特徴は、何と言ってもその口コミ制度です。
他のサービスは自由に会員登録ができる一方で、Rettyは完全に実名での会員登録を必須としています。
口コミの全てを実名で書くため、飲食店に対する悪質な投稿や、店舗の宣伝目的で書かれたものが少なく、情報の信頼性において他のサイトとは一線を画しています。
また、競合よりもユーザー同士のつながりが深く、口コミを書くレビュアーをフォローすることで、SNSのように多くの人の口コミを見ることができます。
このSNSのような仕組みからか、ユーザー層は20−40代が多く、特に20代の女性などには多く利用されています。

契約プランは店舗情報の掲載のみができる無料プランと、有料プランがブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類あります。
有料プランそれぞれの月額はブロンズが19,000円、シルバーが28,000円、ゴールドが48,000円です。
金額による掲載順位の違いはないものの、人気店ページ広告枠という、業態やおすすめシーンなどの条件で絞られた「人気店ページ」内での上位表示が可能になる広告枠が変わります。

また、Rettyは他のサービスのように予約ごとに支払う従量料金がありません。
どれだけRetty経由で予約があったとしても、それによる追加料金は発生しないので店舗からしてもハードルの低いグルメサイトだと言えます。

(5) Google map

Google mapは言わずと知れた、世界的に活躍するIT企業でありGAFAの一員でもある企業Googleの開発した地図サービスです。
元々はシンプルな地図サービスであったものの、2014年にはGoogle マイビジネスというサービスがリリースされ、Google mapと併用することで飲食店として店舗情報を掲載できるようになりました。
グルメサイトではないのでユーザーの質は違うものの、他のサービスと比べても非常に多くのユーザーが利用しています。

Google mapの特徴は、「値段」「情報の濃さ」「集客力」の3点です。
まず、Google mapに店舗情報を掲載するためにはGoogle マイビジネスへの登録が必須になります。
このGoogle マイビジネスは一切の料金がかからない完全無料のサービスです。
そのため、他のグルメサイトのように店舗情報の掲載に費用がかかったり、契約プランの差で検索結果に変化が出ることはありません。

また、Google mapへ掲載できる店舗情報は非常に濃いものとなっています。
他のサービスのように、経営時間やメニューの写真などが掲載できることに加えて、曜日ごとの混雑具合や、屋内ストリートビューを利用して店内の雰囲気を正確に伝えることができます。
屋内ストリートビューには別途の費用はかかるものの、他のサービスよりも具体的な情報を提供することができるのでユーザーにより効果的にアプローチすることが可能になります。

そしてGoogle mapに店舗情報を掲載する際の最も大きい特徴は集客力です。
Google mapに情報を掲載することで、Google検索で上位の表示がされやすくなります。
例えば所在地やメニューの内容を掲載すれば、仮に「地名 カフェ」などのキーワードで検索した際に店舗の情報が上位に表示されます。
この情報は他のサイトなど、通常の検索結果よりも常に上位に表示されるため、その効果は明らかです。
他にも、店舗情報からそのまま現地までの経路を表示することができたり、直接電話で予約をかけることができるなどの動線もあるため情報を調べてからのアクションが引き起こされやすいです。

2. 主要グルメサイトの勢いは落ちて、シェアの分散へ

ここ数年、飲食店が店舗情報を掲載するグルメサイトは偏りがなくなり、シェアが分散される傾向にあります。

以下は、飲食企業を対象に、どのグルメサイトを利用しているのかを調査した結果です。(クックビズ調べ)
グラフによると、食べログ、ぐるなびは2017年にそれぞれ84%、65%と他のサイトと圧倒的な差をつけた利用率だったものの、2020年現在では大きく利用率が下がっています。 一方で、上位2サイト以外のサービスではほとんどのサイトにおいて利用率が上昇しています。

特に高い上昇率を誇ったのが、若者むけに信憑性の高い口コミを提供しているRettyと、完全無料で利用できるGoogle mapです。
Google mapは完全無料で店舗情報を掲載でき、かつ、高い集客力を秘めているので食べログやホットペッパーなどの他サービスを利用するよりも費用対効果が高いと判断する企業が多いようです。

また、信憑性の高い口コミや、ユーザー同士のコミュニティを重要視しているRettyが成長していることからは、一般的なユーザーがグルメサイトの口コミをどれだけ重要な要素として捉えているのかが見て取れます。

3. 飲食店の集客はグルメサイトからSNSへ

今後飲食店は、集客の方法を大きくシフトしていくと予想できます。
具体的には、食べログやぐるなびといったグルメサイトから、Google mapなどの他サービス、そしてSNSです。

以下は、飲食企業を対象に、今後のグルメサイト活用予定を調査した結果です。(クックビズ調べ)
グラフによると今まで通り、もしくは今まで以上に積極的にグルメサイトを利用する企業は激減して、その減少分が新たにSNS媒体へシフトしていることがわかります。

このように飲食店の集客方法がグルメサイトからSNSへシフトをしていくと予想できる理由は3つあります。

  • グルメサイトは費用がかかる
  • グルメサイトが信用されなくなってきた
  • SNSを利用して飲食店を検索するユーザーの増加

(1) 「グルメサイトは費用がかかる」について

これまで紹介してきたグルメサイトはそのどれもが、検索結果で上位に表示するためには有料のプラン契約が必要でした。
また、サイト経由で予約が完了するたびに従量料金として支払い金額が加算されていきます。

一方で、Instagramへの自社メニュー投稿や、Google mapの情報を充実させることには一切の費用がかかりません。

特に飲食店で最も減らすべき支出は固定費であるため、グルメサイトとの契約をせずに安く集客ができるSNSは魅力的です。

(2) 「グルメサイトが信用されなくなってきた」について

グルメサイトは基本的に契約したプランの金額によって掲載順位を変更します。
このように、金額次第で順位が変わるからか、店舗につけられる点数などの情報にも契約した金額が関係しているのではないかという意見があります。
実際に2019年には公正取引委員会によって、契約店舗に不当な条件を押し付けていたりしていないのかの調査がおこなわれたこともあります。
口コミや店舗の点数が実際に操作されているかは判明していないものの、実際にユーザーは多少なりとも疑いの目を持ってしまってサービスを離れているとは考えられます。

(3) 「SNSを利用して飲食店を検索するユーザーの増加」について。

近年はSNSを使って、ディナーの店を探すようなユーザーが増えています。
また、TwitterやInstagramなどで、オススメの飲食店をシェアする投稿も頻繁におこなわれています。
ユーザーがSNSを利用して飲食店を探す理由としてはグルメサイトの信用低下が挙げられます。
口コミや点数といった企業の考えが反映されている可能性がある指標よりも、一般的なユーザーの生の声を知ることができるSNSの情報を好み始めているからです。

他にも、グルメ情報を発信する芸能人やインフルエンサーも続出しており、「点数がいいから」ではなく「この人のオススメだから」という理由で店へと足を運ぶユーザーが増えています。

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