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既に効果を上げて普及中! 身近なAIのビジネスの活用例を8つ紹介

今回は、既に効果を出して普及しつつあるAIを活用したサービスの事例について紹介していきます。

今後将来的に導入されていくものではなく、私たちの生活に既に身近になっているものや、実はAIが利用されている意外なものなどを中心にピックアップしていますので、自分がまだ知らないものがないかチェックしてみてください。

1. AIがビジネスに活用されている事例

AIがビジネスに活用されている事例を、5つのジャンルに分けて紹介していきます。

(1) 音声認識アシスタントサービス

まず一つ目は音声認識アシスタントサービスです。

ア. I PhoneのSiri

「この辺の有名スポットは?」「明日の天気は?」「ITunesの〜を再生して!」など、調べ物や音楽の再生など、Siriのおかげで、口頭で様々なことが解決できるようになりました。

イ. Google Homeなどのスマートスピーカー

Google Home、Amazon echo、AlexaなどのスマートスピーカーにもAIが搭載されています。先ほど紹介したSiriと同じように、口頭で何か調べ物をしたい際などに便利なものですが、IphoneのSiriとの一番の違いは、自宅の照明や空調などの設備とも連携できることで、「電気を消して」といったお願いなど、一歩も場所を動かずに声を使うだけで様々な指示が出来るようになります。

あとAlexaには「スキル」というプラグインのような拡張機能もあり、YahooやNHKなどもサービスを提供しています。

※毎日決まった時間に、YahooニュースやNHKのニュースを人間の声で読み上げるサービスになり、無料で利用可能です。

ウ. Shazam(https://www.shazam.com/ja

3つ目はShazamというサービスです。流れている音楽などを認識して、その音楽の曲名・アーティスト・視聴できるページのURLなど、様々な楽曲情報を提供してくれるサービスになり、1つ目に紹介したSiriの中にも採用されています。

使い方も簡単で、気になる音楽などに遭遇した際に「この曲の名前は?」と問いかけるだけですぐに返答があり、その精度もかなり高めです。街中を歩いている時はもちろんですが、YouTubeを見ていてふと急に気になった音楽がかかった時などにも利用できます。

また音楽の他にも、テレビ番組と連携することも可能で、過去番組の購入やレンタルをはじめ、特別コンテンツの視聴やグッズの購入などもアプリ経由でできるとのことで、2012年のロンドン五輪やグラミー賞の番組などでも利用されたそうです。

(2) SENSY(需要予測サービス)

2つ目は特にアパレル業界で多く導入されている「SENSY」というサービスです。商品の需要を予測するためのサービスですが、特徴はひとり一人の人間に最適化したパーソナルなAIである点です。

これまでの需要予測では、過去の販売実績や気候など、様々なデータの中でもよりマクロなデータを参照するしかありませんでした。しかしこのSENSYは個人が購入した服のデザイン、ブランド、素材などをはじめ、購入したお店やライフスタイルなど、より複合的に様々な情報から購入に至った背景などを導けるとされており、実際に利益向上につながっている事例もあるようです。

▼参考記事:パーソナル人工知能「SENSY」の需要予測AIサービス、アパレル業界で導入進む(AIsmiley)

(3) チャットボット(チャットコマース)

AIはチャットボットにも活用されています。チャットボットは、お客さんからの問い合わせ内容に応じてAIが自動的に最適な返答をしてくれたり、お客さんの好みにあった商品などをより効率よく探すための仕組みのことです。

ア. Lohacoのチャットボット「マナミさん」の事例

日用品やコスメなどが購入できる「Lohaco」というECサイトでは「マナミさん」というチャットボットが導入されており、テキストで入力されたお客さんからの問い合わせ対応など、サービスにおいて重要なカスタマーサポートを担当しています。

実際に効果も出ており、チャットボットのマナミさんだけで、月間でコミュニケーター約6.5人分の働きをしてくれているそうです(マナミさんへの月間の問い合わせ件数は月に1万件ほどで、コミュニケーターさんの1時間あたりの平均対応件数は多くて4件程だそうです)。

▼参考記事:LOHACOのCSを支えるチャットボット「マナミさん」。ユーザー体験と業務効率を高める“人間らしさ”の実現を(ECのミカタ)

▼参考記事:【IBM Watson活用事例】LOHACOのチャットボット「マナミさん」、急ピッチで成長中(ソフトバンクのビジネスWEBマガジンFUTURE STRIDE)

イ. アメリカのH&Mのチャットボットの事例

アメリカのH&Mは、お客さんが自分好みの商品をより効率よく探せるようにする目的でチャットボットを提供しています。具体的な仕組みとしては、異なる種類の洋服の写真を表示して、それをユーザーが複数選択することで、より各自の好みにあったスタイルを提案するような形になっています。

洋服をスマホで探す場合、小さな画面に何点も商品を表示することに対してストレスを感じる人も多いと思いますが、このような形でチャットボットを活用することで、より自分の好みに近い商品だけをピックアップできるようになるため、検索の無駄も少なくすることが出来ます。

▼参考記事:H&Mのチャットボット活用の事例(ビートラックス公式サイト)

なおチャットボットは、相性のいいサービスとそうでないサービスがあるので、自社のビジネスに置き換えた場合、本当に機能するかどうか冷静に判断するようにしましょう。

お客さんへの回答の提供だけでなく、返答〜決済までの全部を対応する「チャットコマース」というものもあります。検索型ではなく、会話型のECサービスで、思うように検索出来ない人や、検索することに疲れた人がより簡単に商品を探せるようになる仕組みとして注目されています。

▼参考記事:チャットボット内で決済まで完結!「チャットコマース」が拡大中(AIsmiley)

(4) AIタクシー

こちらのAIタクシーは、タクシーの需要を予測するサービスのことです。導入することにより、お客さんの待ち時間の短縮や生産性の向上だけでなく、土地勘がなかったり、お客さんが特に多い場所がどこか分からないなど、まだ経験が浅いスタッフのサポート的な役割も果たしてくれます。

導入による効果ですが、AIタクシーを利用していないタクシーと比べて、AIタクシーの1日の営業収入が約3,000円UPした事例(東京無線協同組合)や、熊本のタクシーの場合はAIタクシーを利用した初心者ドライバーの売り上げがUPしてベテランドライバーを超えた事例などもあるようです。

AIタクシーの具体的な仕組みは以下の通りです。

・気象情報、過去のタクシーの運行データ、モバイル空間統計のリアルタイム版(人口統計データ)などを使って需要を予測。

・営業区域内のタクシー乗車台数の予測値、乗客獲得確率、普段よりも人口が多いエリアを数字などを使って可視化。

※モバイル空間統計のリアルタイム版は、人の流れがリアルタイムにわかる携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成されたものとのこと。

▼参考記事:https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/aitaxi/(NTTdocomo公式サイト)

(5) atama+(教育サービス)

最後は、Z-KAIや駿台など、全国の塾・予備校などに多く導入されている「atama+」というサービスです。「個別指導以上の超オーダーメイド学習」というコンセプトのサービスで、AIを活用することによって、自分の理解度にしっかりと沿った世界に一つだけのカリキュラムを提案してくれることが一番の特徴といえます。

実際の導入効果も高く、たった2週間(1日あたりの平均勉強時間は63分)だけの期間であるにもかかわらず、得点伸び率の平均は、+50.4パーセント(※)となっているそうです。

※数学1Aのセンター試験の過去問の点数が、45点から83点にUPなど。


atama+公式サイト

2. AIとコグニティブ・コンピューティングの違い

AIがサービスに活用されている事例を全部で8つ紹介しましたが、よく言われる「AI」という仕組みと「コグニティブ・コンピューティング」という仕組みは分けて理解しておくほうがよいので注意しましょう。それぞれの違いは以下のように整理できます。

【AI】

人が行う作業をコンピューターによって代替する仕組みのこと。

【コグニティブ・コンピューティング・システム】

人が行う作業をよりよくするためにサポートする仕組みのことで、科学の発展ではなく、あくまでも人間の支援を目的にしたもの。

IBMのワトソンなどは、コグニティブ・コンピューティングを目的とした人工知能です。

ソフトバンクの営業社員が利用している、お客さんへ提案を行う際、訪問先のお客さんに最適化された情報などを営業材料として提示してくれるSoftbank Brainというアプリや、JRがお客さんからの問い合わせに対応する際の回答のヒントとして利用しているシステムなどは後者のコグニティブ・コンピューティングにあたります。

▼コグニティブ・コンピューティングに興味のある方は、下記の記事もご覧ください。

「ペッパー君とワトソン君ってどう違うの? 仕組みや活用例などを紹介」

3. さいごに

IT部門を強化したり、AIに関するサービスを今後展開していきたいと考えている企業の方は、ぜひ一度パラダイムシフトのM&A事例やコラムを一度ご覧になってみてください。

パラダイムシフトは、AIを含むIT領域特化のM&Aアドバイザリーとして、これまでに多くの企業のM&Aを成功に導いており、IT領域に関しては、国内では最大規模の実績を有しております。

これまでのM&Aの事例の一覧:http://paradigm-shift.co.jp/services/case_list/

もし、AIの開発企業などIT企業のM&Aにご興味のある方は、一度問い合わせホームからご連絡いただき、ご相談いただければと思います。

お問い合わせ:http://paradigm-shift.co.jp/company/inquiry/

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