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今話題のeスポーツとは?業界で活躍する企業やお金の流れを紹介!

「eスポーツって何?」「eスポーツって儲かるの?」など、現在話題の新しい競技に何らかの疑問を感じている人は多いでしょう。eスポーツは近年世界中で話題のゲームを使った競技で、プロのプレイヤーや進出企業が増えています。

今回はeスポーツが気になる人のために、定義や歴史、参入企業、お金の流れなどの現状を解説します。これを読めばゲームを使った競技の全体像がわかります。

1.eスポーツとは何か?

eスポーツの基本情報を学んでいただくために、定義や成り立ち、現状などを紹介します。ここからeスポーツの基礎を知るとよいでしょう。

(1)eスポーツの定義とは

eスポーツとは、コンピューターゲームなどの電子機器を使った競技の総称を示します。「e」は「electronic」の頭文字で、英語では「電子工学の」という形容詞です。電子工学を働かせたゲーム機などを使って、勝敗を決めることをeスポーツと呼びます。

これまでテレビゲームでは、対戦機能を備えたヒット作品が多く登場し、それらを使った大会自体は1980年代におけるコンピューターゲームの始まりの時代からありました。現在は通信機能などの発達により、純粋なスポーツ産業としての見直しを受け、世界的な競技人口の増加につながっています。

(2)普通のゲームとの違いを解説

eスポーツと従来のゲームはイメージが似ていますが、厳密な定義が異なります。

eスポーツもゲームを使っていますが、競技や試合の要素を強めているのが特徴です。お客さんを入れた大会を開き、優勝賞金を設けるなど、エンターテイメント的な側面を感じられます。

ゲームとは一定のルールをベースに、勝敗を決める行為の総称です。一般的にはコンピューターゲームを指しますが、部屋の中のような限定的な空間で個人的に楽しむイメージであり、興行的な意味合いはありません。

以上からスポーツ競技としてのゲームはeスポーツとなり、個人で楽しみながら勝敗を決めることをゲームと考える方が賢明でしょう。

(3)eスポーツの成り立ちや現在を紹介

1980年代におけるコンピューターゲームの誕生から、ゲームを使った大会はありました。1990年代は日本で格闘ゲームが流行したほか、欧米を中心にインターネットが発達し、ゲームが競技的な側面をもち始めました。

「eスポーツ」という言葉が登場したのは2000年であり、日本では2011年11月にeスポーツJAPAN CUPの初開催で知名度アップにいたっています。

2016年のeスポーツ協会設立などで日本国内でのゲーム競技人気が本格的に高まり、現在ではテレビや動画などでもeスポーツコンテンツが数多く登場するなど盛り上がる一方です。

(4)実在のスポーツ団体によるeスポーツへの協力が増えた

eスポーツで使われるゲームには、現実の競技を題材にしたものも多数です。その背景から、野球やサッカーなど実際のスポーツ団体がゲーム競技に協力する例が増えています。

たとえばプロ野球を運営するNPB(日本野球機構)はコナミとの提携で、「eBASEBALL プロリーグ」を開催中です。ワールドカップを行うFIFAも「eクラブワールドカップ」を主催するなど、既存のスポーツ業界でもゲームとのタイアップ例が増えています。

以上からゲーム競技は現実のスポーツに負けないほどの熱狂を生む可能性があります。

2.eスポーツで活躍する企業・グループを7つ紹介

現在、eスポーツ業界で話題の企業を7つ紹介します。今のゲーム競技の事情を知るうえで、どのような企業やグループが人気かを覚えるとよいでしょう。

(1)FaZe Clan

Faze Clanは、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動するゲーマーチームで、2010年にYouTubeチャンネルより活動を始めました。2012年にプロのeスポーツチームとして活動を本格化させ、これまで『FIFA』『フォートナイト』『コール・オブ・デューティ』などさまざまなゲームの大会で実績を残しています。

スポンサーも豊富であり、エナジードリンクの「G FUEL」や日産自動車など世界的に有名な企業とも契約しています。フォーブスによると2019年度は約260億円もの企業価値を生み出すなど、eスポーツ産業のトップを走るグループとして今も注目に値します。

(2)Envy Gaming

Envy Gamingは、アメリカのテキサス州ダラスのeスポーツチーム「Team Envy」の運営会社です。2007年から人気ゲームシリーズ『コール・オブ・デューティ』のチームとして活動しており、ほかにも『ストリートファイター』『カウンターストライク』などのゲームプレイでも活躍中です。

2016年には「The eSports Industry Awards」で最優秀チームの座を獲得するなど、eスポーツビジネスで高い注目度を誇ります。

(3)Cloud9

Cloud9は、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするチームです。2013年の発足以来、『リーグ・オブ・レジェンド』や『カウンターストライク』などのゲームで活躍を重ねています。

フォーブスによると2019年の評価額は約440億円で、eスポーツ関連企業としてはトップです。プーマとのコラボレーションでユニフォームをプロデュースするなど、世界的企業とのタイアップにも積極的です。

(4)Team Liquid

Team Liquidは2000年からオランダで活動しており、「eスポーツ」の黎明期から業界を知るベテラングループです。2019年における『鉄拳』の日本人プレイヤーである弦氏の加入や、日本語版のTwitterを展開するなど、親日的な側面も強く感じられます。

これまで『スタークラフト2』や『リーグ・オブ・レジェンド』などのゲーム大会で活躍しており、チームとしての実力は世界トップクラスです。ホンダやモンスターエナジーなどの有名企業とスポンサー契約も結んでおり、今後もますます勢いを見せると考えられます。

(5)株式会社デジタルハーツ

2001年設立の企業であり、主な事業内容としてパチンコやゲームなどを対象にセキュリティや、エラーの手直しを意味するデバッグなどを手がけています。

企業内にコアゲーマーが多数在籍していることから、2018年からはeスポーツ産業での活動が本格化しており、「DIGITAL HEARTS Gaming」というチームも有名です。

デジタルハーツとしても、「EVO Japan」という世界最大規模の格闘ゲーム大会の運営を手がけるなど、プロデュースとプレイの両側からeスポーツ産業を支えています。日本を代表するeスポーツビジネスグループとして今後も要注目です。

(6)株式会社DMM.com

DMMは1999年に登場したネットビジネスの複合企業であり、これまでFXや仮想通貨などの投資などパソコンやスマートフォンで使えるさまざまなサービスで実績を残しています。

『DMM GAMES』という部門ではスマートフォンゲームの配信を行っていましたが、2018年に分社化し、近年はeスポーツとして所属選手が大会に出場しています。

運営側の立場としても『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』を題材としたeスポーツ大会「PUBGジャパンシリーズ」を発足しました。今後もDMMはゲーム産業に大きく関わっていくでしょう。

(7)株式会社Cygames

Cygamesは2011年設立のゲーム開発企業であり、サイバーエージェントグループ内で活動しています。

eスポーツチームとしても「Team Cygames」として、『遊戯王』シリーズの元ネタとなったカードゲーム『マジック・ザ・ギャザリング』などの大会に参戦するほか、企業としてほかのeスポーツチームのスポンサー支援を行った実績もあります。

eスポーツ大会運営者としても、2018年12月に『シャドウバース』の世界大会開催が話題になりました。この大会では優勝賞金が1億円を超えるなど、規格外のコンセプトで多くのゲーマーから反響を呼んでいます。

3.eスポーツチームやプロゲーマーの収入

盛り上がりが高まる一方のeスポーツですが、ゲーマーの収入をはじめ、お金の流れが気になる人もいるでしょう。この章ではeスポーツの収益分配やゲーマーの稼ぎなど、お金とゲーム競技の関係性を解説します。

(1)eスポーツチームの収入源は?

eスポーツなどゲームで活動するチームの収益は、スポンサーや広告が大部分を占めています。従ってスポーツチームの本格的な運営には、既存の企業からのサポートが重要であり、知名度が低いチームだと活動資金面で苦戦するケースも考えられます。

残りはチームのゲーム大会などでの経験を生かして開発した機器や、ユニフォームなどの関連グッズ、大会賞金、SNSでの購読料などでまかなっています。

eスポーツチームの運営には、メンバーの数に応じたゲーム機器やコントローラー、ゲームデスク、チェアなどの設備にお金がかかります。マネージャーやスタッフなどの人件費、動画企画費用、大会への遠征などの運転資金も必要となるほか、プレイヤー個人の生活費をまかなうチームもあるようです。

以上の経費をスポンサーなどから受けた資金でまかないつつ、収益を残すことがeスポーツチームの運営方法です。

(2)プロゲーマーの平均年収は?

eスポーツにおけるプロゲーマーの年収は、世界的な知名度であれば億単位に及びます。しかし実際は実績などの要素からピンからキリまでなので、相場がつかみづらい印象です。ただ日本のプロゲーマーの年収は世界的に低く、サラリーマンの平均よりも安い人も多いようです。

それでも有名なeスポーツ選手は、年収が青天井になる可能性も秘めており、野球やサッカーなど既存のメジャースポーツにおける同じ出身国のトップ選手以上に稼ぐケースもあります。

(3)有名プロゲーマーの収入例

有名なプロゲーマーでも、日本国内と海外で収入が異なります。海外ではドイツのKuroKy選手やアメリカのUNiVeRsE選手が3億以上の年収を得た実績があり、このあたりが世界トップクラスです。

一方で日本ではときど選手やウメハラ選手などが有名ですが、年収は2000万円を超えるのがやっとであり、海外との格差がうかがえます。今後日本で強力なeスポーツ選手が生まれ、年収相場を引き上げる動きに期待したいところです。

4.まとめ

eスポーツは、ゲームを使った新感覚の競技として近年盛り上がっており、日本国内でも人気上昇中です。しかし収入面で日本選手は海外のトッププレーヤーと大きく開いているなど、今後の課題もわかっています。

既存のスポーツ団体や企業が大会の主催や、チームのスポンサーとして名乗りを挙げるなど、eスポーツは新しいムーブメントとして注目を受けています。

今後eスポーツの観戦や、ゲーム大会への参戦を考えている人にとって、今回紹介したeスポーツの基本情報が参考になることを願います。

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