ゲーム

STEAMとは?その他のPCゲームプラットフォームの特徴をまとめて紹介します

PCゲームプラットプラットフォームは、様々なゲームを購入したり、ダウンロードできる場所のことで、海外のものを中心に、様々なサービスがあります。

今回は、数あるPCゲームプラットフォーム(クラウドゲーミングサービス)の中から、8つのサービスをピックアップして、それぞれのサービスの特徴について簡単に紹介していきます。

また最後に、PCゲームプラットフォームサービスや、ゲーム開発などに興味を持っている人に向けて、ゲーム会社やシステム開発企業に関係するM&Aの事例なども紹介していますので、こちらもぜひ、一緒にチェックしてみてください。

【Nintendo Switch™️】一筆書きパズルゲーム『One Line Coloring - ワンライン カラーリング -』詳細 購入

1. STEAM

STEAMは、アメリカのValue Corporationが運営するPCゲームプラットフォームです。利用する際は専用のソフトをダウンロードする必要があり、購入したゲームは、Steamのプラットフォーム上から一括で管理できるようになっています。

有名タイトルからインディータイトルのゲームまで、全部で30,000点近くのゲームをオンライン上で遊ぶことができて(ユーザーとして開発段階のゲームに参加することも可能)、かつ、ゲームプレイをライブストリーミングし、友達に共有することも可能となっています(ゲームを開発したり、配信を行う際に役立つツール・サービスなども用意されているとのこと。ゲームに関するグループに参加したり、ゲーム内チャットを通してコミュニケーションを取ったりなど、コミュニティ機能も楽しめるようになっています)。

ちなみにサービスは日本語にも対応していますが、日本からは購入できないゲームタイトルがあったり、日本語化されてないゲームもあったりするので注意しましょう。

【 その他の特徴について:】

  • PCだけでなく、スマホからも利用可能。iosとAndoroidの両OSに対応している。

  • 決済方法も充実している。クレジットカード、銀行払い、コンビニ払い、PayPal、Steamウォレットと呼ばれる電子マネーなど、様々な方法から選ぶことができる。

  • これまでは、数あるサービスの中でも、特に利用ユーザーが多く有名なプラットフォームだったが、大手ゲーム会社がSTEAMから離れ、別のサイトでの販売に移行する流れが最近になっておこってきているとのこと。

STEAM https://store.steampowered.com/?l=japanese

2. Origin

2つ目の「Origin」は「Battlefield」や「FIFAシリーズ」などの人気タイトルを手がけているエレクトロニックアーツが運営するプラットフォームで、無料で遊べるゲームもいくつか用意されています。

Origin独自の特徴・サービスとして「Origin Access」というプランがあり、簡単にいうと、このプランを利用すれば、タイトルごとにゲームを購入しなくても、色々なゲームが遊び放題になります。月額518円か年額3,002円で、たくさんの名作がそろった「Valut」というゲームコレクションの中から、自分の好きなものを選んでプレイできるようになるので、かなりお得ですね。

ちなみにOrigin Accessには入会特典も用意されており、このプランに加入すればエレクトロニックアーツの新作を時間制限付きでプレイすることができたり、新たにゲームタイトルなどを購入する際に10%の割引が適用になったりします。

また「Originゲーム満足保証プログラム」というサポートがあることも特徴で、ゲームに不具合があった際や、内容に満足できなかった場合などに、一定の期間内であれば返品や払い戻しを受けることも可能となっているようです。

Origin https://www.origin.com/jpn/ja-jp/store

3. Epic games store

「Epic games store」は、アメリカに拠点を置くゲーム開発会社のEpic games提供のプラットフォームです。2018年12月にサービスを開始しており、上で紹介したSteamや他のサービスよりも、ゲーム開発者の支払う手数料が低いこと、ゲーム実況を行う人に報酬が発生すること、ゲームソフトの無料配布が行われることなどから、今後、注目のプラットフォームのひとつとされています。

ただし一方で、ストアの基本機能の欠如や、セキュリティー、ユーザーへの不親切な対応に対する不信感などを理由に、ユーザーから批判を受けている側面もあるので、実際に利用する際は注意しましょう。

Epic games store https://www.epicgames.com/store/ja/

4. Battle.net

4つ目の「Battle.net」は、Blizzard Entertainment(ゲーム業界で世界第三位のシェアを持つと言われているアクティビジョン・ブリザードの子会社)が運営する配信プラットフォームです。上で紹介したSteamやOriginほど配信タイトルの数は多くありませんが、World of Warcraft、オーバーウォッチ、Diabloシリーズ、ハースストーンなど、様々な有名タイトルをプレイできるようになっています。

なお他のサービス同様に、PC版だけでなくモバイル版も提供しており、ボイスチャット機能なども利用できるようになっています。

Battle.net https://www.blizzard.com/ja-jp/apps/battle.net/desktop

5. UBISOFT STORE

こちらの「UBISOFT STORE」は、「アサシンクリード」「レインボーシックス」「ファークライシリーズ」など、多数の人気ゲームを開発・販売しているフランスの会社(UBISOFT)のプラットフォームです。

リワードを届けたり、他のユーザーとつながるための「Ubisoft Club」というサービスを提供しており、ゲーム内で特定のアクションをこなすと「Uポイント」というものを獲得できるようになっています(このUポイントは、ゲーム内で使えるアイテムや、Uplay限定コンテンツと交換することが可能になっています)。

あと1年中、毎週水曜日や、毎週末に様々なプロモーションを実施していることも特徴のひとつで、毎週水曜日に、一つのタイトルが値引きされる「CRAZY WEDNESDAYS」というものを実施していたり、ゲームを無料でプレゼントするプロモーションなどもあります。

また2019年6月に、月額14.99ドル/ユーロで、100以上のさまざまなタイトルが遊び放題になる「Uplay+」というサブスクリプションサービスを提供すると発表しており、PC及び、Google向けのストリーミングサービスの「Stadia」にも対応するとのことです。ただし、日本でサービスを開始するかどうかは、現時点では不明となっています。

UBISOFT STORE https://store.ubi.com/jp/home

6. STADIA

ここまで紹介してきたPCゲームプラットフォームとは違いますが、注目されているサービスなので紹介しておきます。

「STADIA」は、Googleが提供するクラウドゲームサービスです。いつでもどこでもゲームを楽しめることがウリで、新しくタイトルをダウンロードしたり、アップデートする必要がなく、インターネット経由でストリーミングすることが可能となり、スマートフォンやノートPCなどで、高品質なゲームが楽しめるようになります( グーグルの「Chromecast Ultra」や「Pixel」シリーズのスマートフォン、「Chrome」ブラウザーをインストールしたPCなどで利用可能となっており、料金は月に10ドル程となっています)。

ちなみに「Stadia Premiere Edition」という129ドルのキットもあり、こちらは「Chromecast Ultra」「Stadiaのコントローラー」「サブスクリプション(Stadia Pro)3ヶ月分」「ゲーム1つ」が1セットのプランになっています。

サービスは、2019年11月から、米国などの14カ国でスタートになり、2020年以内に120本以上のゲームを提供する予定とされています。ただし2019年12月末のリポートによると、リリースされたものの機能が間に合っていないものが多かったり、画質があまりよくないものなど、まだまだ色々と課題が多いようです。

実際にSTADIAを触ってみた人のリポート https://www.famitsu.com/news/201912/23189414.html

STADIA https://stadia.google.com/

7. Playstation Now

「Playstation Now」も、ストリーミングゲームサービスのひとつです。PlayStation4や3のタイトルを、対応しているデバイス(デスクトップPCやノートPC、Windows PCにも対応)からストリーミング経由でプレイできます。

料金は税込月額1,180円、月額2,980円(3ヶ月利用権)、月額6.980円(12ヶ月利用権)の3つから選択可能となっており、2019年10月にCERO Zレーティング対象タイトル(対象年齢18歳以上)を追加し、全部で400以上のタイトルが遊べるようになりました。

ちなみに先ほどのSTADIAとは違い、Playstation Nowの場合、ストリーミングだけではなく、一部のタイトルに関しては、ゲームをダウンロードして遊べることも大きな特徴で、これにより、回線速度を気にせず楽しめるようになっています。

Playstation Now https://www.jp.playstation.com/psn/playstation-now/

8. DMM GAMES

DMM GAMESは、DMM.comが運営するサービスのひとつで、ゲームをプレイするユーザーのためのコミュニティサービス/ゲームサイトとなっています。ゲームをプレイするだけでなく、それぞれのゲームタイトルに関して、トピックを作成し、ユーザー同士で雑談することなども可能となっています。

ゲームに関しては、基本無料で遊べるものが多く、ブラウザゲームやダウンロード可能なPCゲーム、そしてスマホ向けゲームの両方が提供されており、遊べるゲームのジャンルも幅広くなっています。

また基本無料・有料ゲームとは別に、遊び放題のサービスもあり、人気のPCゲームから名作のゲームまで、全部で400タイトル以上のラインナップを、30日間980円で利用可能(ただし対応OSはWindowsのみ)となっています。

DMM GAMES https://games.dmm.com/

9. さいごに

株式会社パラダイムシフトは、IT領域のM&Aを得意とする会社で、未上場のゲーム開発企業の事例や、システム・アプリ開発企業の事例など、これまでに担当してきた実績の数も豊富です。

M&Aに到るまでの背景や、交渉の進め方、そして交渉する際に特に苦労した点などを、それぞれの事例ごとに整理してまとめていますので、ゲーム領域への参入を検討しているが、社内の企画・開発力に不安があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

日本国内だけでなく、法人に対する規制が他国に比べて少ない、BVI法人( British Virgin Islands / BVIは、カリブ海に存在するイギリス自治領のことで、タックスヘイブンとして有名な土地 )に関する事例のレポートなども掲載しています。

関連記事

PlayStation Store、ニンテンドーeショップの概要や各国市場規模などを解説
ゲームソフトをダウンロード購入できる、コンシューマーゲーム機向けオンラインショップでは、ゲーム購入のほかにどのようなサービスが展開されているのか、そしてその市場規模動向はどのようになっているのか、解説した記事になります。

ゲームの対象年齢を決める「CERO」とは? 北米、欧州、アジアなどの海外の審査との違いも紹介
ゲームの倫理審査を行い対象年齢を設定しているCEROでは、何をどのように審査しているのか紹介した記事になります。また、CEROに相当する海外の審査機関についても取り上げております。

M&Aレポート / パラダイムシフト https://paradigm-shift.co.jp/news/category/2?page=4

PLEASE SHARE

PAGE TOP

MENU

SCROLL

PAGE TOP

LOADING    80%

Please turn your device.
M&A Service CONTACT