CASE 04
株式会社ファンメディア +
Bilibili Inc.
中国のZ世代(1990年代後半から2000年までに生まれた若者たち)がよく利用するカルチャーコミュニティ「ビリビリ」。Bilibili Inc.が運営する同カルチャーコミュニティでは日夜さまざまなコンテンツが投稿・配信されているが、なかでも強いのが日本のアニメ作品だ。自社でもアニメを制作している同社は、2018年7月、日本のアニメ制作会社である株式会社ファンメディアに出資した。中国のプラットフォーマーと日本のコンテンツメーカーのタッグで、何が生まれるのか。Bilibili Inc.VPのチャン・ミン・シャン氏(インタビュー当時は日本法人代表兼務)に出資の意図と今後の展開をうかがった。
PROFILE
株式会社パラダイムシフト
代表取締役 牟禮 知仁
株式会社ビリビリ
日本法人代表取締役社長(インタビュー当時)
チャン・ミン・シャン
01
コンテンツ制作もできる
強いプラットフォーマーへ
02
金融系とは話が合わない!?
コンテンツに強い仲介会社に相談
03
特殊なアニメーション制作業界で、
黒字企業をリストアップ
04
中国企業のスピードは速すぎる!?
相手に合わせたペースで商談を
05
日中お互いの市場情報を共有
海を越えたシナジーを実感
CONCLUSION
買収後のパフォーマンスは抜群!
ビリビリは、今回のファンメディア以外にも、ジョイントベンチャーを含めて数件の出資を日本で行っている。いずれもアニメやゲームといったエンタメ系だが、「その中ではファンメディアのパフォーマンスがダントツに良い」とミン氏。ファンメディアのクリエイターは、中国のイベントに参加してユーザーの生の声を聞き、作品に活かしている。双方にとって実りの大きいM&Aになったようだ。
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