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WEBサイトの売却で6億円以上稼いだ例も。サイトM&Aの相場やメリット・デメリットなど

「サイトM&Aに興味がある」

「自分の運営しているサイトは、いったいどれくらいの金額で売れるんだろうか?」

「高く売れるサイトの特徴や、サイトM&Aのメリット・デメリットが知りたい」

こんな疑問を持っている人は、今回の記事を参考にしてみてください。

コツコツと良質なコンテンツを投稿している人であれば、仮に現在のPV数や収益が少なくても、より大きな金額でサイトを売却できる可能性があります。

また最後に、パラダイムシフトが担当したサイトM&Aの事例も紹介していますので、こちらも一緒にチェックしてみてください。

1. サイトやメディアを売買する際の相場について

最初に結論から言ってしまうと、サイトやメディアの売却額の相場は、月間収益の約2~3年分など、かなり幅が大きくなっています。

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  • サイトの月間収益が80万円で、算定期間が1年分 → 960万円
  • サイトの月間収益が5万円で、算定期間が1.5年分 → 90万円
  • サイトの月間収益が200万円で、算定期間が2年分 → 2400万円

なお、ブラックな手法でSEO対策を行ってきたサイトの場合は、仮にPV数がとても多くてもサイトの金額が相場よりも下がってしまい、逆にホワイトなSEOでサイトを成長させてきた場合は、その分だけ金額もあがりやすくなります。

資金調達の専門家を探せる「資金調達プロ」というサイトに関しては、6億2000万円という金額で売却が成立したそうです。

2. 高く売れるサイトの特徴は?

サイトの運営手法と合わせて、サイトをより高い金額で売却するためには、以下の3つの特徴が重要です。

(1) PV数やユーザー数が多い

まず1つ目はPV数やユーザー数が多いサイトです。

たくさんのユーザーがアクセスするサイトであれば、自社(サイトを購入した側の会社)のオリジナル商品のバナーを貼ってプロモーションしたり、別の既存サイトにユーザーの来訪を促すことも可能だったりと、ビジネスにつなげやすくなります。

(2) 収益が多い( 広告収入 / アフィリエイト収入 / オリジナル商品の販売収入など )

2つ目のポイントは収益が多いかどうかです。

サイトによっては、少しのメンテナンスだけで、毎月100万円以上の収益が安定して発生する案件もあったりするので、不動産投資と同じような感覚で、投資案件の一つとしてサイトを購入する人もいるようです。

アフィリエイトサイトの場合、高単価の商品を扱っていれば、仮にPV数が少なくても高い収益を狙うことができます。

(3) ポテンシャルが高い

最後に、3つ目はポテンシャルが高いかどうかです。売却時点でのPV数や収益が少なくても、

  • 検索エンジンで上位表示を狙えるキーワードが多く、まだまだアクセス数が増えそう
  • アクセスは多いが、まだ本格的にマネタイズできていない
  • 幅広い使い方が出来そうなサイトだ
  • サイトを運用しやすい(書き手のカラーが色濃く出すぎていないか、WordpressなどのCMSで作成されているかなど)
  • 検索エンジンだけでなく、SNSのアカウントの影響力も大きい

など、色々なポイントでサイトの金額を判断していくことになります。

もとより、購入する企業によっても何をポテンシャルとして評価するかは変わってきます。サイトのM&Aに興味がある場合は一度仲介サービスに相談してみるほうがいいでしょう。

3. サイトM&Aのメリット・デメリットについて

サイトM&Aのメリット・デメリットについても整理しておきます。

(1) サイトM&Aのメリット

  • サイトを売却することで、数百万〜数千万円など、まとまった金額を一度にゲットできる場合がある。
  • 既存事業を整理したうえで、新しい事業に取り組むことができる。

(2) サイトM&Aのデメリット

  • サイトを自分の希望する金額でM&Aできるとは限らない。
  • Googleのアルゴリズムの変動が激しくなってきており、一気に金額が下がってしまう可能性もある。

※ Googleは、ユーザーファーストなコンテンツを提供するサイトを歓迎しています。

上述のように、ブラックもしくはグレーな方法でSEO対策を行っているサイトは、一気に検索順位が下がってしまう可能性もあるので注意しましょう。サイトを高い金額で売るためには、良質なコンテンツをコツコツと地道に投稿していくしかありません。

4. サイトをM&Aする際の注意点

最後にサイトをM&Aする際の注意点を2つ紹介します。

(1) サイトM&Aの注意点1

いいサイトになるほど手放す確率が低くなるので、購入する側は、売却側を説得するに足る目的やビジョンを事前に整理しておく必要がある。

(2) サイトM&Aの注意点2

サイトを売買する方法は「個人間で直接やり取りする方法」と「M&Aの仲介サービスを利用する方法」と2つある。仲介サービスを利用する場合、手数料が発生するが、自分の代わりに候補のお客さんを探してくれたり、サイトの隠れた価値を教えてくれたりなど、様々なメリットがある。

5. まとめ

最後にもう一度、特に重要なポイントを整理しておきます。

  • サイトやメディアを売却する際の金額の相場は月間収益の約1~3年分など、かなり幅が大きい。ちなみに「資金調達プロ」というサービスは、6億2000万円という金額で売却が成立した。
  • より高い金額で売れるサイトの特徴は「PV数やユーザ数が多い」「収益が多い」「ポテンシャルが高い」という3つ。
  • ブラックハットSEOを行っているサイトは、どれだけPV数や収益が多くても、金額が下がる傾向にある。

なお、パラダイムシフトが担当したサイトM&Aの事例もWEBサイト上で紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。M&Aの背景や過程などを紹介しています。

http://paradigm-shift.co.jp/services/ma-case/25

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