# | 譲渡会社 | 譲受会社 |
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業種 | データベース事業運営企業 | メディア運営企業 |
種別 | 未上場 | 東証マザーズ上場 |
事業の概要
セルサイド(譲渡会社)は、主力のデータベース事業とその他メディアの運営事業を展開する企業です。
バイサイド(譲受会社)は、数多くのメディア運営事業とそれに関連する事業を展開する東証マザーズ上場の企業です。
M&Aに至る経緯
セルサイドはメディアの運営事業も行っており、そのうちの特定領域に関するメディアについて社内の人的リソースの関係から売却を検討されておりました。当該メディアの譲渡に関するご相談を弊社まで頂いたため、弊社でバイサイド候補の選定、アプローチを開始しました。
交渉の過程
弊社にてアプローチを行う中で、数多くのメディアを運営する本件のバイサイドが候補企業として浮上しました。
本件のバイサイドとしては、M&Aを通して事業拡大を図っていきたい意向をお持ちであり、弊社を介したセルサイドとの連絡のやり取りを行う中で、具体的に事業譲受に向けて話を進めることで合意を頂きました。
一方セルサイドとしては、社内の人員配置を変更するために、早急な売却に向けて動いていきたいという意向をお持ちでいらっしゃいました。
交渉の難点
事業譲渡に向けて交渉が進んでおりましたが、これまでメディアの運営に携わっていたコンテンツのディレクションや記事執筆を行う人材のバイサイドへの移動を伴わない(人材はセルサイドに残す)ことがセルサイドの交渉条件でした。
そのため、バイサイドとしては譲受後に提供するコンテンツの質が低下することを懸念されていました。
また、両社の希望する事業譲渡金額に折り合いがつかず、交渉が難化しました。
克服
両社の希望条件に様々な乖離がありましたが、各社の妥協して頂けるポイントを探るため、交渉を何度も重ね、弊社から交渉条件の調整を行なってまいりました。
その結果、人材の移動についてはバイサイドに譲歩していただき、セルサイドの希望通り人材の移動が伴わない条件にて合意いただく代わりに、金額面についてはセルサイドに譲歩いただき、バイサイドが希望する譲渡金額にて合意いただくことで、M&Aについて双方の合意を得ることができました。
成約
独占交渉、デューデリジェンスののちに事業譲渡契約締結、とM&Aプロセスを重ね、最終的に案件のスタートから約6ヶ月でのクロージングとなりました。
本件のような細かな条件交渉が行われる場面では、弊社が間に立ち、双方の希望条件を丁寧に整理させていただきながら条件の調整を行い、最終的に両社に合意いただける条件を一緒に探させていただきます。