# | 譲渡会社 | 譲受会社 |
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業種 | メディア運営会社 | デジタルマーケティング企業 |
種別 | 未上場 | 未上場 |
事業の概要
セルサイド企業は外国人向け観光メディア事業を運営するIT企業です。当メディアは月間PV4000万、月間UUが400万を誇る、多言語メディアでした。
一方、バイサイド企業は外国人向けのメディア運営などを展開する企業で、外国人向けのインバウンドマーケティングを行う部署を新設し、当事業に注力しておりました。
M&Aに至る経緯
セルサイド企業との接点は、弊社が日常的に行なっている企業様へのアプローチからでした。当初、セルサイド企業の代表としては、株式の譲渡をするかどうかについて、まず弊社にてM&Aプロセスを進めてから、条件次第で考えるといったスタンスで考えられておりました。
交渉の過程
そこで、弊社は、バイサイド候補の企業をリストアップし、ノンネームシートを送り、引き合わせ等を行いました。
その中で、本件のバイサイド企業は、セルサイド企業の運営メディア事業を自社に引き入れたい意向からM&Aを希望され、条件提示を受けることになりました。
最初にセルサイド企業と弊社とが接点を持つようになってから、約2年間の時間をかけ、打ち合わせを重ねました。打ち合わせの中では、バイサイド企業から提示された条件の内容、今後のメディア市場の動向に照らし同様のオファーが出る可能性についてセルサイド企業の代表に後悔の残らない選択をしていただけるよう努めました。
その結果、最終的にM&Aを行うことをご決心されました。
弊社は、両社の希望条件を丁寧にヒアリングし、社長以外の株主の持分についても慎重な検討を重ね、契約書の作成等をサポートいたしました。
成約
最終的にセルサイド企業の株式を集約し、バイサイド企業へ100%株式譲渡の形でクロージングし、バイサイド企業の完全子会社化をしました。セルサイド企業と弊社との初めてコンタクトから2年間という長期間にわたるM&Aとなりました。