デューデリジェンス

データルームとは - デューデリジェンス用語解説集

1. データルームとは

データルームとは、DD(ディーデリジェンス)の実施場所を指します。

一般に、データルームはM&Aの買収対象(売り手側)企業の会議室に用意されます。

M&Aの公表前にDDが行われる場合、できるだけ人目につかない場所にデータルームを設置しなければなりません。場合によっては、M&Aの買収対象企業ではなく、ホテルや貸しビルの一室等の外部の会議室を利用することも検討します。

最近のM&Aでは、インターネット上に仮想のデータルームを設置し、固有のIDとパスワードを使ってアクセスする”バーチャル・データルーム”が活用されることもあります。

2. データルームでの調査

通常、データルームの使用ルールは買収対象企業側のM&Aアドバイザーから提示されるため、それに従って作業を行います。データルームを使用できる時間帯が限定されるケースもあり、調査作業はDD実施機関ごとに粛々と行われます。

買い手企業のM&A担当者は、調査期間中、常に立ち会う必要まではありませんが、調査開始日当日やマネジメント・インタビューなど重要な場面には立ち会うことが望ましいでしょう。調査期間中の日々の作業の進捗状況や問題の発見状況は、買い手側M&Aアドバイザーを通じて確認すれば問題ありません。

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