評価・バリュエーション

事業価値とは - 評価・バリュエーション用語解説集

1. 事業価値とは

事業価値とは、事業活動に使用されている資産から将来に渡り生み出される価値を指します。

したがって、固定資産の簿価や評価額だけでなく、信用やブランドなど目に見えない資産の価値や将来性まで考慮され、事業価値が算出されることとなります。

これに対し、事業の運営に用いられていない資産を非事業資産といい、現預金、遊休地や純粋な投資商品などがこれにあたります。

なお、事業価値は、英語ではEnterprise Valueと表記され、略語として「EV」とも表記されることもあります。

2. M&Aにおける事業価値

企業価値は、事業価値と非事業資産によって構成されますが、企業は、事業活動を行うための組織であるため、一般的には企業価値のほとんどは事業価値によって構成されます。また、バイサイド企業も、買収対象となる事業の価値に魅力を感じるからこそ買収を検討するため、この事業価値は買収価格の算定の根拠になる等M&Aを進めるための重要な情報となります。

一方で、事業価値を具体的に数値化する特定の計算手法は存在せず、事業の評価を数値としてとらえるためにはキャッシュフローについての深い理解が必要となるなど専門的な知識を要するため、算定については、専門家にご相談いただくのが良いでしょう。

▼参考記事:企業価値(M&A用語集)

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